加島祥造『老子までの道』
著者が60歳台、1986~1999年の間に書かれた随筆集。60歳からの自己発見。と副題が付けられています。本人は随筆と言っていないのですが、随筆として読みました。四季折々の著者が感じたことが綴られ、60台の私になんとなく共感するものもあります。
不易と流行が最初に綴られています。英文学者で翻訳を長くして、人生の後半から物を書くようになったといいます。後半に小学生時代の作文の話が出てきます。その前に絵の話が出てきます。それぞれ失敗と受け止めているようですが、そうでもないように思います。だから、両方とも人生の後半に手を染め始めたといっているのでしょう。
求めぬ愛ー1少女の手紙 味わい深く読みました。理解するまでに少し間があったのは、私が余り感受性がよくないのかもしれませんでした。中野孝次(清貧の思想:著者)との交流を通しての、不争、自足の解説、自らおかしさを感じておられるようで面白かったです。
そして、老子と深く付き合うのはこれ以降と言うことになるようです。
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