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2008年4月17日 (木)

シェイクスピア『ハムレット』

ハムレット (岩波文庫)今月初めに読んだ『憲法とは何か』の中で、16世紀松から7世紀はじめにかけて宗教観や価値観の多様化された例示として、『ハムレット』と『ドン・木キホーテ』に触れていましたので、読んでみたいと思ったものです。

舞台はデンマーク王室、ハムレットの父国王が毒殺され、王の弟が国王に、王妃のガートルードは、その弟の数ヶ月を経ずして結婚しました。近親相姦を扱ったものです。ハムレットの父である国王が亡霊となってハムレットに復讐を求めます。キチガイを装って復讐を遂げるのですが、その過程の心の変化を扱ったものです。

そして、自らも生を絶ち、別の王家がデンマーク国王を兼ねることになります。自壊作用により滅びてしまうことになります。日本的発想からするとハムレットは隠忍自重して力を貯め、家来と図り、敵を討って自らが王になる道筋を辿ります。

真田幸隆等がその例になると思います。先代が武田に滅ぼされ、敵である武田信玄に使え再び長野県佐久地方を統治します。結果、武田家より永らえることになります。このように、日本では歴史物として近年戦記物として扱われていますが、事例としてなかったわけではないのでしょうが、近親相姦が主題になった書物はありませんのでした。

能についても恨みを持って成仏できない人物を成仏させる話は多くあるようです。日本では農耕文化から精神的バックボーンが育くまれており、ヨーロッパの狩猟文化との間には、精神文化について厳然たる違いがあることを改めて強く感じました。

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