長谷部恭男『憲法とは何か』
ここ数年、憲法改正について論議がされています。一般的には、改正に肯定的な世論調査の結果が公表されています。個人的な意見では、憲法改正に前向きな意見を持っています。この本を読んでもう少し慎重にという見方を一方に持つようになっています。
アメリカの無差別の爆撃と広島・長崎の原爆投下したことについて、投下の選択が正当化されないとしています。感情論でなくあくまでも論理的に正当性に疑問を投げかけています。最後まで追い詰めず日本の降伏の条件を緩めての結論もありえたとしています。
政治制度としてアメリカの大統領制度、イギリスの議院内閣制度、に比較して制約された日本、ドイツ型の議院内閣制が優れていると主張しています。これに付随して、首相公選論についても、運用上の問題点を指摘して反対しています。
憲法改正の手続き問題など私ども素人が口先で議論する問題でなく、さすが専門家が広い視野と説明がされています。私どもとしては、単純に「賛成、反対」を即断すべきでないと感じます。特に、日本の根幹をなす特別な法律です。内容も、形態も良く考え、短絡的に結論を出すのでなく、もう少し勉強して慎重に討論も積み重ねる必要があると考えさせられました。
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