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2008年3月 5日 (水)

ダン・ブラウン『天使と悪魔』中

天使と悪魔 (中) (角川文庫)
ほんの数グラムで広島級の原爆に相当する「反物質」を追って、舞台がヴァチカン宮殿に移っています。折りしも次期ローマ教皇の選挙(コンクラーベ)が行われる直前であり、その有力候補の4人の枢機卿が失踪しています。

バチカン市国、マスコミ(BBC放送)、犯人側そして主人公のラングトン、ヴィットリアの2人が錯綜しますが、反物質の爆発までのタイムリミットに追われ、主人公の2人が謎解きを進めていきます。謎解きのヒントは、ヴァチカン宮殿の資料保管庫にあり、イルミナティの謎に挑みながら、4人の人質を1時間ごとに殺すと犯人側から宣告を受けます。

殺人の第一現場を苦労の末探し出しますが、数分の遅れで第一の殺人は既に実行されています。第二、第三と1時間ごとに殺人が行われ、爆発の時間も殺人の実行とともに1時間ごとに迫ってきています。それぞれ一歩違いで犯人と入れ違いになります。

犯人は、殺人現場をマスコミに流し、その報道で世界の耳目がヴァチカンに集ります。テンポ良くストーリーが進展していきます。謎解きもグイグイとひきつけられます。はらはらどきどきで、あっという間の出来事です。やはり「ダ・ヴィンチ・コード」の上を行くかもしれません。こんなにダイナミックな展開は、読んでいて楽しいの一言です。

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