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2008年2月20日 (水)

海道龍一朗『百年の亡国』

百年の亡国 (百年の亡国)
政治評論家三宅久之氏絶賛!と言う見出しで購入したわけではなく、白州次郎の気骨。の方に魅かれて購入しました。

戦後間もなくGHQのマッカーサー最高司令官の日本への進駐前後から「憲法改正」を主軸としたノンフィクションです。日本の敗戦と米ソのつばぜり合い、ポツダム宣言、原爆、ソ連の参戦など連合軍側から見た大戦の進展状況が見事に描かれています。

法制局で働く主人公の立木一郎、外務省の西村修二、毎日新聞記者の長谷部孝の3人の絡み合いで情景描写が進んでいきます。戦後間もない食料のない貧困時代の事が良く描かれています。卵掛けご飯のくだりは思わずほろりとしました。

後半は憲法改正をめぐる展開です。まさに、日本人に掛けている第2次世界大戦を中心とした現代史そのものです。日本憲法の成り立ちが手に取るように記されていきます。法制局に働く立木が、その憲法施行の日(昭和22年5月3日)に職を辞するのです。

主人公立木が、なぜ退職するかがこの本の本旨であろうと思います。

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