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2007年11月28日 (水)

池宮彰一郎『四十七人の刺客上』

四十七人の刺客〈上〉 (角川文庫)友人に紹介されて手にしました。「赤穂浪士」「忠臣蔵」と沢山の作者によって書き記されています。映画あるいはTVのドラマとして何回も放映されていました。NHKの大河ドラマで長谷川一夫主演の「赤穂浪士」は随分前に見ましたが、印象に強く残っています。

今までの忠臣蔵と視点が大きく違っています。赤穂浅野家国家老大石内蔵助と上杉藩江戸家老色部又四郎そして後ろ盾になった徳川幕府側用人柳沢吉保の知恵比べに焦点が合わされ、展開されます。

敵役である吉良上野介が片方の主役でなく、後見藩である上杉藩江戸家老が片方の主役です。江戸城で起こった吉良上野介と浅野内匠頭の刃傷沙汰に対して色部・柳沢連合軍による政治的な処理がなされます。政治決着の矛盾点に大石が着々と手を打ちます。その動きが躍動的です。

大石軍が苦労しながら敵役の上野介の首級を挙げるまでの道のりを書き記すものです。連合軍に対しての大石軍の駆け引きが「上」の主要な要素で、その間の大石の配慮・苦悩などが記されています。ワクワクしながら読みすすめています。

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