娘が「沈黙の春」は、既に読んでしまったので、「複合汚染」を読みたいとのこと。スポンサーの私が先に「複合汚染」を読むことになりました。
家内は発売当時読んでいました。当時評判であり家内にも薦められたのですが、重そうだったので敬遠していました。30年余経って読みましたが、分りやすく作家「有吉佐和子」という人はたいしたもんだと改めて敬意をもって見直した次第です。
高血圧症で2か月分薬をもらいますが、医者曰く「薬は毒です。適切な診察に基づいて適切な投薬を受けてください。」私の通っている病院では、必要な薬でも体内に薬物を取り入れることは”毒”を飲んでいると同じだと表現します。
水銀、カドミウム、鉛、DDT,PCBなど昭和40年代後半には、国連でこれらの汚染毒物として調査を求められていました。水俣病、イタイイタイ病、カネミ油症など原因を究明するのに、海外の対応と比べるとお粗末であることなど日本の対応が「人命尊重」の思想に欠けていること説得力があります。
農薬、殺虫剤、防腐剤、着色料、中性洗剤など薬物が安全だとされていたものが、人間に及ぼす影響を徹底的に調べず、見切り発車をしていた実情など改めて知ることにより身の毛のよだつ思いです。農薬や化学肥料を使うことが”土”を殺すことになる。土を生かすことは昔ながらの有機農法が一番大切なことを改めて理解しました。
しかも、反対のための反対をよしとせず、一例ですが、奈良県五条市の開業医「梁瀬義亮先生」の「農薬の害について」1962年(昭和37年)に表した小冊子を紹介するとともに、地域活動として実践していることを紹介しておられます。
解説でも触れられていましたが、素人の小説家である有吉女史が自分の納得行くまで調べ、現地に足を運び、専門家の意見を聞きながら分りやすく書かれています。食わず嫌いであったこと悔いています。この本はお薦めです。多くの方々に読んでいただき、日本の環境がいい方向に進めばと思っています。
興味はその後30年余経って行政の方々が人間中心の施策を行っているか、、「複合汚染」の内容に対して全部出来るわけではありませんが検証してみたい気持ちになりました。
鉢を20ほど持っているものとして、消毒に農薬を使いますので、十分心しなくてはならないと改めて思っています。
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